【ラブレター】ボードゲームを分析的レビューする

カードタイプ

こんにちは!ものとです!
現在、”iwa”の名前でFROX games、4toT制作という2つのグループで、ボードゲームのルールを作ったりカードや箱などをデザインしたりなど総合的デザインをさせてもらっている”中の人”です。

今回は、極限までシンプルに仕上げられた読み合いゲームの「ラブレター」を分析的レビューしたいと思います。

ラブレターってどんなゲーム?

世界観

あなたはお姫様が好き。

お姫様にラブレターを渡したくてたまりません。

どうやらお姫様を好きなライバルも居るみたい。

協力者達の力を借り、周りを蹴落としてでもお姫座にラブレターを届けましょう!

協力者は、兵士、道化師、騎士、僧侶、魔導士、将軍、大臣、お姫様!?

あえて説明書とは若干異なる説明をしてみましたが、世界観はこんな感じです!

ルール説明

カードは全部で16枚。

カードにはそれぞれ数字(強さ)と効果が書かれています。

プレイヤーの手札は1枚ずつ。

自分のターンが来たら、やることはたったの2つ!

  • 山札からカードを1枚引く
  • 手札のどちらか1枚を出して効果に従う

たったこれだけです!

カードの効果はざっくり2つ。

「相手を脱落させるための効果」か、「自分が脱落する可能性のある効果」。

山札がなくなった時点で生き残り、脱落しなかったプレイヤーの中で1番数字の大きいカードを持っていたプレイヤーの勝利です!

こちらの記事で可能な限りシンプルにルール説明していますので、よろしければどうぞ。

ラブレターのすごいところ

限界までシンプルなルール

こんなシンプルなルールありますか!!?笑

結局のところ、やることは

「カードを引く。どっちか出す。」

これだけです!

プレイの準備はゲームを持っている人に任せておけばいいので、初プレイの人はこれ以上覚えることは何もありません。

カードを出す時に必然的にカードの効果を読むので、極論、効果の説明も必要なし。

ルールを覚える労力が限りなく小さいので、すぐに攻略法、勝ち筋、戦い方を考える方に意識を割けます。

つまり、説明すぐにでも勝負に没頭できるということ。

ラブレターのルールはシンプルさがすごすぎて美しくすらあると思います。

「結局は数字が大事」が読み合いをシンプルにする

ラブレターは他プレイヤーの手札を読み合い、カードの効果で相手を負かし、敵を減らしていくゲームです。

カードは8種類。

数字名前枚数効果
1兵士5他のプレイヤーを1人選び、「兵士」以外のカード名を1つ言う。それが手札と一致したら、そのプレイヤーを脱落させる。
2道化2他のプレイヤーを1人選び、その手札を見る。
3騎士2他のプレイヤーを1人選び、密かに互いの手札の強さを比べる。強さが小さかったプレイヤーは脱落する。
4僧侶2あなたの次の手番が来るまで、あなたへの効果は無効になる。
5魔術師2プレイヤーを1人選ぶ(あなたでもよい)。そのプレイヤーは手札を捨て、山札から1枚引く。
6将軍1他のプレイヤーを1人選び、手札を互いに交換する。
7大臣1あなたの手札の強さの合計が12以上である場合、あなたは脱落する。このカードがあなたの捨て札に置かれた場合、あなたは脱落する。
81このカードがあなたの捨て札に置かれた場合、あなたは脱落する。

「兵士」「騎士」「魔道士」は、相手の手札を読み、相手を脱落させる、もしくは弱体化させる効果。

「将軍」もそうですかね。

「大臣」、「姫」は、強いですが自滅のリスクを持つ効果。

「道化」は相手の手札をのぞき、「僧侶」は自分の身を守る効果。

仮にカードに数字がなくこれらの効果だけでもゲームは成り立ちます。

しかしこの効果だけだと「読み合いの判断基準」が無いため、読み合いのハードルが高くなってしまいます

言ってしまえば

「相手が何を考えて行動してるかなんにも分からんから読み合いもくそもねぇ」。

しかし!

ラブレターは「最終的に手札の数字が大きい方が強い」というルールがあることで「シンプルな読み合い」が成立しています!

「基本的に数字の小さいカードを出すはず」

という前提、読み合いの判断基準が生まれるからです。

自分でボードゲームを作ると痛感しますが、数字ってほんと便利。

「数字の大小」を判断基準、勝敗の基準にするだけで、とても簡単で分かりやすい「読み合いの基準」を作ることができます。

手札がたったの1枚だから

ここで「手札が1枚」が本領発揮します。

常に手札が1枚ということは、裏を返せば、何手も先を見越した作戦を立てようがないことになります。

作戦を立てようにも、毎ターン運次第で手札が変わるため、今後の手札が予想できないからです。

純粋に「”今”の状況で、なぜあのカードを出したのか」

だけを考えればいいわけです。

「さっき出したカードより数字が大きいカードを持っているはず」

ほぼこれだけ考えればいいわけです。

「5のカードを出してた。てことはたぶん5以上だ。てことは4種類のうちどれかだ」

のように、時に数字だけで半分に絞り込めます。

あとは「場に出ていないカードは何か」を考えれば、更に絞り込めます。

他のプレイヤーの手札はあまり考慮しなくて大丈夫。

だって、手札はたった1枚ずつだけなんですから!

まとめ

「ラブレター」は、極限までシンプルが故に読み合いが楽しめるカードゲームです。

例えば将棋での読み合いは、動かす駒の数✖️駒ごとの動けるマスの数、これに加えて相手の思考や性格など、非常に膨大な選択肢があります。

選択肢の多い中から選び合い、その先に得る勝ちは最高なものでしょう。

しかし「ラブレター」は選択肢を絞りることで推理しやすくされているため

誰でも、サクッと読み合い、サクッと選び、

しかししっかりと読み合いに勝利する喜びも得られる傑作ボードゲームです!

ボードゲームの楽しさの一端をのぞいてみたい方!

ボードゲームに興味はあるけどまだ買ったことのない方!

そしてそんな方達を誘いたい方!

「ラブレター」、おすすめです。

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